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弥生の句綴り

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3/1 花ミモザ風なき夜をゆれたがる

3/2 動くほかなくて濁世の春動く

3/3 夭逝の子にも齢や雛あかり

3/4 クリムトの金の接吻春夕べ

3/5 観梅や筆とる指のかたくして

3/6 啓蟄や紐のはみだす小抽斗

3/7 白鳥の帰るや影を置き去りに

3/8 目に見えぬものをはらひて雛しまふ

3/9 ものの芽にささやく峡の瀬音かな

3/10 さざなみは風の足跡うららけし

3/11 幼子の尻ふる歩み凍ゆるむ

3/12 春色のひかり岸辺に寄りたがる

3/13 捨舟は鷺のねぐらや柳の芽

3/14 春嵐奈落の底をかき回す

3/15 可も不可もなく腕白の進級す

3/16 血の池へ落ちんとかしぐ玉椿

3/17 竹林の獣めくこゑ春ならひ

3/18 をみなとはうつろひやすし桃の花

3/19 残雪のざらりと鮫の横たはる

3/20 春分の雨をわけゆく男かな

3/21 売られゆく定めの子牛星朧

3/22 彼岸潮遠流の島の遠ざかる

3/23 紫雲英野に幼き恋の凹みかな

3/24 溝板のにぶき日をなめ春の蠅

3/25 人知れず咲くや山居の糸桜

3/26 見捨てしか見捨てられしか残る鴨

3/27 つちふるや大熊猫は哀し眼をもてり

3/28 ゆらめきてゆく朧夜の影ふたつ

3/29 春雷や牛舎にまなこ犇めける

3/30 しづけさにたへてもの種蒔きてをり

3/31 あはあはと老樹の吐ける初桜
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