Entries

神無月の句綴り

20131031.jpg

10/1 荷車を押すは学童豊の秋

10/2 草に寝て約す未来や天高し

10/3 別れきて摑む電車の吊輪冷ゆ

10/4 骨堂の影ひきづるるや穴惑

10/5 産土の糧となりゆく木の実かな

10/6 宵闇の魂いざなへる燭の道

10/7 どぶ川に鯔のはねたる寒露かな

10/8 風音のゆらす吊橋水の秋

10/9 新しき金のペン先星流る

10/10 白昼の夢や菜蟲の咀嚼音

10/11 学校へ二kmの山路ゐのこづち

10/12 色変えぬ松や地震る國に生れ

10/13 美しき顎糸瓜の水を取る

10/14 刈田から刈田へ子等のながき影

10/15 木瓜の実の不揃ひなるが愛しけり

10/16 秋寒や骸啄む浜烏

10/17 色鳥や都といふは住み難し

10/18 雀蛤となり鳴砂に隠れたり

10/19 山里の日は足速に吊し柿

10/20 田仕舞の父ねんごろに手を洗ふ

10/21 新蕎麦の幟をたかく道の駅

10/22 西國の空の蒼さや榠樝の実

10/23 朝寒の仔猫が膝にのりたがる

10/24 霜降の人知れず鳴く土鳩かな

10/25 憂き吾と憂き世にひとつ笑ひ茸

10/26 たらちねの母すすき野へ捨てにゆく

10/27 静寂をやぶる瞬き美術展

10/28 飛ぶ夢を見てゐる秋の金魚かな

10/29 眼裏にふと焼栗の爆ぜる音

10/30 白露や文に思ひの丈こめて

10/31 海螺打の兄弟をつむじ風
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

幢舟

  • Author:幢舟
  • 写真と俳句のコラボレーション

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

右サイドメニュー

ブログ内検索