Entries

霜月の句綴り

20131130.jpg

11/1 晩秋の火宅に小さき火を熾す

11/2 阿弖流為てふ蝦夷の長や寒北斗

11/3 露寒の茫々とある棚田かな

11/4 風の名をつぶやき翁の冬支度

11/5 蒼穹にふかき傷跡破芭蕉

11/6 少年のなみだ大粒秋の果

11/7 立冬や背伸びして拭く玻璃の空

11/8 雲ひくき沖を見てゐる潤目売り

11/9 ちり鍋や大和に山と海の幸

11/10 対岸にコンビナートや浮寝鳥

11/11 魚ふかく息吹く峡谷冬兆す

11/12 清貧といふは麗し干菜汁

11/13 毛糸捲く空なるものを玉と成し

11/14 朝日射す竈に母や火吹竹

11/15 階の一歩をあぐむ千歳飴

11/16 その中のそれは小さき干蒲団

11/17 北風に渇く泪のありにけり

11/18 谿を裂く発破の音や冬ざるる

11/19 霜除の藁母の背に嵩たかく

11/20 世に媚びて身ぬちに鮫を飼ひ殺す

11/21 冬麗や乳房にすがる嬰児(ややこ)の掌

11/22 小雪や渓の流れのいや瘦せて

11/23 ラグビーの地をひたすらに打つ拳

11/24 俳聖の句碑にてふ舞ふ小春かな

11/25 天翔る火の鳥見たり憂国忌

11/26 杣山の雨にうたるる冬菜かな

11/27 ロッキングチェアにまどろむ膝毛布

11/28 糟糠の妻よ咳く夜の底

11/29 ストーブの火にゆらめける裸身かな

11/30 また一人ぬけておしくらまんぢゆう果つ

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

幢舟

  • Author:幢舟
  • 写真と俳句のコラボレーション

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

右サイドメニュー

ブログ内検索