Entries

八月の句綴り


20140831.jpg

8/1  天心に月のほほゑむ暑気払

8/2  炎昼や揚羽はおもき影をひく

8/3  沖見れば還らざる島昆布干す

8/4  燐寸箱ほどのプールを見下ろせり

8/5  息衝けるものの影なし日の盛

8/6  緑蔭といふ魂の置きどころ

8/7  五位鷺の風待ちをれば秋立てり

8/8  冬瓜を寝かせてゐたる三和土かな

8/9  ぽつくり死願ふ老婆や秋暑し

8/10 名もなきと詠まるるばかり草の花

8/11 颱風や叩けば音の出るラヂオ

8/12 不機嫌な妻やオクラのよく粘る

8/13 盆路を月の濡らせる山家かな

8/14 流星の欠片と云いて見せにけり

8/15 山青き國や八月十五日

8/16 父母の名を問ふ鬼の捨子かな

8/17 ただならぬ峡の底闇轡虫

8/18 草虱ただ来し方をふり返る

8/19 つくつくし木地のたつきのつつましく

8/20 秋陰や玩具の鳥が水を飲む

8/21 夜を統べる御山洗となりにけり

8/22 交番の滲む赤灯秋出水

8/23 目に見えぬほどのささやき処暑の風

8/24 寒蟬や暮色の墓碑を去り難く

8/25 秋思いま裸電球ぶら下がる

8/26 捨て舟の底に垢水秋はじめ

8/27 刀豆や平家の裔(こはな)住める里

8/28 朝霧に消えゆく峡の一戸かな

8/29 サルビアの緋や今日のこと明日のこと

8/30 草の穂のちぎれて飛ぶや秋真昼

8/31 里の子の去りし川瀬や石たたき

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

幢舟

  • Author:幢舟
  • 写真と俳句のコラボレーション

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

右サイドメニュー

ブログ内検索