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十月の句綴り

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10/1  朱鷺よ朱鷺よ色なき泥を啄める

10/2  暮れるだけ暮れてほのかな秋葵

10/3  小仏のありしあたりか初紅葉

10/4  裏木戸の虫の闇へとつづきをり

10/5  秋茄子や母御嫁御の恙なく

10/6  規律あるごと藁塚の整列す

10/7  火山灰(よな)の降る國や模糊たる秋灯

10/8  川魚を盥に移す寒露かな

10/9  笑栗のこぼす夜雨のしづくかな

10/10 ほろほろと錆びゆく萩を刈りにけり

10/11 来し方の道をかくすや芒原

10/12 竈馬母はたつきの火を熾す

10/13 ブルースのやうな街の灯秋時雨

10/14 風道の弁慶草やたぢろがず

10/15 荒びゆく郷の山河や栗強飯

10/16 渋柿のたわわ熟るるにまかせあり

10/17 雁や余呉湖の里の点りそむ

10/18 草の実の飛ぶや流離を躊躇はず

10/19 月よみのひかり幾重に実紫

10/20 石投げて去りし少年秋の川

10/21 名庭の天へ鋏を松手入

10/22 足早に暮るる山里火の恋し

10/23 霜降の駅舎や人のなに待てる

10/24 影ひとつゆきつもどりつ菜種蒔く

10/25 風音になびく裾濃や竜田姫

10/26 北へやや地軸をもどし牛蒡ひく

10/27 飛鳥野の空の黒点鶸ならむ

10/28 少年のやうな少女や万年青の実

10/29 冷まじや寺の鉄扉の裸身仏

10/30 手応へのしかと匠の鯊の竿

10/31 雑木紅葉離村の屋を侵食す
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